事故や病気、手術などで外見に悩む当事者は少なくありません。
しかし、その声はまだ社会に十分に共有されておらず、外見ケアに関する支援の仕組みも限られています。
日本エピテーゼ協会では、こうした課題を社会に広く周知するため、展示や講演、情報発信などの活動を行っています。
本ページでは、“当事者の声”から見える外見ケアの現状と課題を整理しました。
行政・教育機関、企業のCSR・研修の取り組みにご活用いただけます。
指を失った方の声から見える課題
労災や事故によって指を失った方は、社会復帰の過程で大きな心理的・外見的な負担を抱えることがあります。
とくに、社会復帰に必要な外見ケアや周囲の理解、支援の選択肢が十分に整っていない点が課題として挙げられます。
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乳がん手術後の声から見える課題
乳がん手術後、外見に関する悩みが残るケースは少なくありません。
医療的な治療が終了した後も、外見に関する不安や心理的な負担が継続することがあり、医療だけでは補えない外見ケアや心理的サポートの不足が課題です。
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耳の外見ケアに関する課題
先天的な形成の違いや事故などにより耳に外見上の変化がある場合、日常生活や社会参加において心理的・外見的な負担を抱えることがあります。
補聴器が装着しづらい、マスクや眼鏡が安定しないなど、医療だけでは補えない生活上の制約や、見た目に関する心理的ストレス・社会的偏見が課題となっています。
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就労・教育現場での課題
就労や教育の現場では、外見に関する配慮や理解が制度や仕組みに十分反映されていない場合があります。
その結果、制度のすき間に取り残され、当事者が孤立しやすい状況が生まれることも課題です。
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外見ケアを社会に広げるために
外見に悩む当事者の声は、まだ社会の中で十分に共有されていません。
とくに、医療や福祉だけでは支えきれない外見の課題や、外見ケア(アピアランスケア)の一つであるエピテーゼについては、認知や理解が十分とは言えない状況があります。
行政・教育機関・企業のCSRや研修の現場において、こうした外見ケアの考え方と、エピテーゼを含む支援の選択肢を正しく理解し、組織や地域で支える仕組みを整えていくことが求められています。
日本エピテーゼ協会は、外見ケアの視点から社会課題を整理し、その一つの具体的な手段であるエピテーゼを通じて、展示・講演・研修による理解促進に取り組んでいます。
お問い合わせ・ご相談
外見ケアやエピテーゼに関する社会課題は、組織や地域の状況によって、必要な取り組みや進め方が異なります。日本エピテーゼ協会では、企業・自治体・教育機関の目的や課題を伺いながら、研修・展示・啓発活動の形を個別にご提案しています。
まずは、「自分たちの現場では何が課題なのか」「どのような形で取り入れられるのか」を整理するところから、お気軽にご相談ください。